2026年10月にマレーシア旅行を予定している方や、マレーシアに住んでいる方に向けて、10月に開催される注目イベントを調べてみました。
マレーシアでは年間を通してさまざまなイベントが開催されていますが、2026年は「Visit Malaysia 2026」の年ということもあり、スポーツ、文化、音楽など幅広いイベントが予定されています。
10月は、クアラルンプールだけでなく、ペナン、サバ州、セランゴール州などでも特徴のあるイベントがあります。
この記事では、2026年10月5日時点で主催者や政府機関、観光関連機関などから開催情報を確認できたイベントを中心に紹介します。
なお、イベントは天候や主催者の都合などによって、開催日時や内容が変更される可能性があります。実際に訪れる際には、必ず最新の公式情報を確認してください。
2026年10月の主なマレーシアイベント
今回紹介する主なイベントは次のとおりです。
| 開催日 | イベント | 開催地 |
|---|---|---|
| 9月27日~10月4日 | Le Tour de Langkawi 2026 | マレー半島各地 |
| 10月3日~4日 | Kuala Lumpur Standard Chartered Marathon 2026 | クアラルンプール |
| 10月1日~24日 | Colours of Malaysia International Art Exhibition | クアラルンプール |
| 10月10日~18日 | Nine Emperor Gods Festival | ペナン |
| 10月18日 | Mount Kinabalu International Climbathon 2026 | サバ州 |
| 10月23日~25日 | Malaysia Halal Lifestyle Festival 2026 | セランゴール州 |
| 10月30日~11月1日 | PETRONAS Grand Prix of Malaysia 2026(MotoGP) | セパン |
すでに終了したイベントもありますが、10月のマレーシアを代表するイベントとしてあわせて紹介します。
Le Tour de Langkawi 2026
マレーシアを代表する国際自転車ロードレースが「Le Tour de Langkawi(ル・ツール・ド・ランカウイ)」です。
2026年大会は9月27日にスタートし、10月4日に終了しました。
「ランカウイ」という名前が付いているので、ランカウイ島だけで行われる自転車レースだと思っている方もいるかもしれません。
しかし実際には、マレーシア各地を舞台に行われる大規模なステージレース。
2026年は記念すべき第30回大会となり、8ステージで争われました。
第1ステージのシャーアラムからカンパーを皮切りに、グヌン・ジェライ、クアラカンサー、キャメロンハイランド、ゲンティンハイランドなどを通り、最終ステージはムアールからプトラジャヤまでのコースでした。
山岳リゾートとして日本人旅行者にも知られているキャメロンハイランドやゲンティンハイランドもコースに含まれていたため、「自転車でこんなところまで登るの?」と思ってしまうようなコースです。
2026年大会には海外の有力チームも参加し、最終的にLennart Jasch選手が総合優勝しました。
自転車競技に詳しくなくても、マレーシアの街や山岳地帯を世界レベルの選手たちが走る姿を見ることができるイベントです。
マレーシアでは自転車人気も高く、毎年注目されるスポーツイベントのひとつとなっています。
Kuala Lumpur Standard Chartered Marathon 2026
クアラルンプールを代表するランニングイベントが「Kuala Lumpur Standard Chartered Marathon」、通称KLSCMです。
2026年大会は10月3日と4日に開催されました。
特にフルマラソンとハーフマラソンが行われた10月4日には、多くのランナーがクアラルンプール市内を走りました。
一般的なマラソン大会と違って面白いのは、普段は自動車が行き交っているクアラルンプールの道路をランナーが走ることです。
クアラルンプールは車社会なので、街中を歩いて移動しているだけでは見ることのできない景色もあります。
マラソン大会になると、いつものクアラルンプールとは少し違った雰囲気になります。
2026年の男子フルマラソンでは、ケニアのEzekiel Kemboi選手が2時間21分19秒で優勝しました。
旅行者が注意したいのが交通規制です。
このような大規模な市街地イベントが開催される日は道路が規制されることがあります。
Grabなどの配車サービスを利用する場合でも、通常より移動に時間がかかったり、目的地の近くまで車で行けなかったりする可能性があります。
KLSCMの開催日にクアラルンプールを旅行する場合には、イベントそのものだけでなく交通規制にも注意したほうがよいでしょう。
Colours of Malaysia International Art Exhibition
スポーツイベントだけではありません。
マレーシアの文化やアートに興味がある方なら、クアラルンプールにあるMalaysia Tourism Centre、通称「MaTiC」を訪れてみるのもよいでしょう。
2026年10月1日から24日まで「Colours of Malaysia International Art Exhibition」が開催されています。
会場はMaTiC内のCreative Spaceです。
開催時間は午前10時から午後6時までと案内されています。
MaTiCはマレーシア政府観光局に関連する観光施設で、クアラルンプール中心部のJalan Ampangにあります。
KLCC周辺からも比較的アクセスしやすい場所なので、クアラルンプール観光の途中に立ち寄りやすいのもポイントです。
さらにMaTiCでは10月を通して、マレーシアの工芸品に触れられる「Reruai Craft – Life Design Studio」や、Congkak(コンカッ)などの伝統的なゲームを紹介する企画も予定されています。
マレーシアというと、ペトロナスツインタワーやビーチリゾート、グルメなどが注目されがちですが、こうした施設を訪れるとマレーシアの文化を違った角度から見ることができます。
特に初めてマレーシアを旅行する方には興味深い場所だと思います。
ペナンのNine Emperor Gods Festival
10月にペナンを訪れる予定なら「Nine Emperor Gods Festival(九皇大帝祭)」にも注目です。
ペナンの公式観光情報サイト「myPenang」によると、2026年は10月10日から18日まで開催予定です。
Nine Emperor Gods Festivalは道教に関係する宗教行事で、中国系住民が多いマレーシアならではの文化を感じることができます。
マレーシアはイスラム教徒が多数を占める国ですが、中国系、インド系などさまざまなルーツを持つ人たちが暮らしています。
そのため、イスラム教に関連する行事だけでなく、中華系の祭りやヒンドゥー教の祭りなども街の中で見ることができます。
特にペナンは中国系文化の存在感が大きい地域です。
世界遺産の街ジョージタウンを歩いていると、中国寺院、モスク、ヒンドゥー寺院、キリスト教の教会などが比較的近い範囲に存在していることに気づきます。
こうした多文化社会を実際に体験できるのも、マレーシア旅行の面白さのひとつです。
ただし、Nine Emperor Gods Festivalは観光客向けだけに開催されるイベントではなく、信仰に基づく宗教行事でもあります。
見学する場合には、参加者や寺院への配慮を忘れないようにしましょう。
Mount Kinabalu International Climbathon 2026
マレーシアの自然を舞台にしたイベントの中でも特にユニークなのが、「Mount Kinabalu International Climbathon」です。
2026年は10月18日にサバ州のKinabalu Parkで開催されます。
キナバル山といえば、ボルネオ島北部に位置する標高4,000メートルを超える山として知られています。
その周辺にあるキナバル公園は、マレーシアで最初にユネスコ世界遺産に登録された場所でもあります。
そんな場所を舞台に行われるのがMount Kinabalu International Climbathonです。
2026年大会のコースは24.5km。
12.25kmを登ったあと、12.25kmを下るという非常に厳しいコースが設定されています。
普通の24.5kmのランニングとはまったく違います。
公式サイトでもカテゴリーごとに厳しい制限時間が設定されています。
2026年大会の参加登録については、すでに受付終了と公式サイトに表示されています。
そのため、今から選手として参加することはできません。
一方、サバ州旅行を予定している方なら、この機会にキナバル公園を旅行先の候補にしてみるのも面白いでしょう。
キナバル公園はコタキナバル市内とは離れているため、観光する場合には移動時間を考えた旅行計画が必要です。
Malaysia Halal Lifestyle Festival 2026
2026年10月23日から25日には、セランゴール州シャーアラムで「Malaysia Halal Lifestyle Festival(MHLife)2026」が開催されます。
会場はStadium Shah AlamのDataran Karnivalです。
マレーシアのIslamic Tourism Centreによると、2026年が初開催となるイベントです。
テーマになっているのは、ハラルを含むムスリムフレンドリーなライフスタイルと観光です。
日本では「ハラル」と聞くと、豚肉やアルコールを使わない食事というイメージを持つ人が多いかもしれません。
しかし、実際のムスリム向け市場は食事だけではありません。
旅行、ファッション、文化など、生活のさまざまな分野と関係しています。
MHLifeでは、食、モデストファッション、文化、伝統、観光などをまとめて紹介する予定となっています。
マレーシアに長く住んでいるとハラルという言葉を日常的に目にしますが、日本から旅行に来ると「どうしてマレーシアではこんなにハラルが重要なのだろう?」と思う方もいるでしょう。
そんなマレーシア社会の一面を知る機会になりそうなイベントです。
開催場所のシャーアラムはクアラルンプール中心部から少し離れています。
旅行者が訪れる場合には、移動時間を含めて予定を組んだほうがよいでしょう。
10月後半はクアラルンプール周辺でイベントが増える
10月後半にクアラルンプール周辺を旅行する場合には、ほかにもさまざまなイベントがあります。
特にコンサートやライブイベントは多く、海外アーティストのマレーシア公演も予定されています。
ただし、コンサートについては公演の延期や会場変更などが起こる場合があります。
チケットを購入する際には、イベント情報サイトだけで判断せず、アーティストや主催者、正規チケット販売会社などの最新情報を確認することをおすすめします。
また、大規模コンサートがBukit Jalil周辺で開催される日は、道路やLRTなどが普段より混雑する場合があります。
観光目的でBukit Jalil周辺へ行く予定がある方も、大規模イベントの開催日には少し余裕を持って移動したほうが安心です。
10月最大級の注目イベント「MotoGP Malaysia」
そして2026年10月の最後を飾る大きなイベントが「PETRONAS Grand Prix of Malaysia」です。
世界最高峰のオートバイロードレース「MotoGP」のマレーシア大会です。
2026年は10月30日から11月1日まで、Petronas Sepang International Circuitで開催されます。
セパン・インターナショナル・サーキットは、クアラルンプール国際空港(KLIA)の近くにある国際サーキットです。
かつてF1マレーシアGPが開催されていたサーキットとして知っている方も多いかもしれません。
現在もMotoGPのマレーシア大会が開催される重要なサーキットです。
MotoGPをあまり知らない方のために簡単に説明すると、オートバイによる世界最高峰のロードレース選手権です。
自動車レースのF1に対して、オートバイレースの世界最高峰がMotoGP、と考えるとイメージしやすいでしょう。
MotoGP Malaysiaは海外から観戦に訪れるファンもいる国際的なスポーツイベントです。
2026年大会は10月30日から始まるため、10月末から11月初めにマレーシア旅行を予定している方なら、旅行日程に組み込むこともできます。
セパン・サーキットはKL中心部ではありません
MotoGP観戦で注意したいのが場所です。
「Kuala Lumpur」と一緒に紹介されることもありますが、Sepang International CircuitはKLCCやBukit Bintangなどのクアラルンプール中心部にあるわけではありません。
KLIAに近いセパンにあります。
クアラルンプール中心部にホテルを取っている場合には、サーキットまでの往復方法を事前に考えておく必要があります。
特にレース開催日は多くの観客が集まるため、通常時と同じ感覚で移動時間を考えないほうがよいでしょう。
MotoGP観戦が旅行の主目的なら、クアラルンプール中心部だけでなく、KLIAやセパン周辺のホテルを検討する方法もあります。
10月のマレーシア旅行でイベントに参加するときの注意点
イベントの日程に合わせてマレーシアを旅行する場合、いくつか注意しておきたいことがあります。
開催直前に公式情報を確認する
この記事では2026年10月5日時点で確認できる情報を掲載しています。
しかしイベントは、天候、会場の事情、主催者の判断などによって変更されることがあります。
開催日だけでなく、
・開催時間
・会場
・チケット
・入場条件
・交通規制
なども直前に確認することをおすすめします。
特に年間イベントカレンダーが発表されたあとに日程が変更されるケースもあるため、最終的には各イベントの主催者が発表している最新情報を確認するのが安心です。
大規模イベントの日は道路渋滞に注意
マレーシア、特にクアラルンプール周辺を旅行するときに気をつけたいのが渋滞です。
普段でも時間帯によって道路が混雑しますが、大規模なスポーツイベントやコンサートが開催されると会場周辺がさらに混雑することがあります。
「Grabだから大丈夫」と思っていても、道路そのものが渋滞していれば車は進めません。
飛行機の出発時間など、絶対に遅れることのできない予定がある日は余裕を持って行動しましょう。
屋外イベントは暑さ対策を忘れずに
マレーシアは10月でも暑いです。
日本の10月の感覚で屋外イベントへ行くと、想像以上に暑く感じるかもしれません。
帽子や飲料水などを準備し、長時間屋外にいる場合には無理をしないようにしましょう。
また、マレーシアでは急に強い雨が降ることもあります。
屋外イベントへ行く場合には、雨への準備もしておくと安心です。
2026年のマレーシアは「Visit Malaysia 2026」
2026年にマレーシアを旅行するなら覚えておきたいのが「Visit Malaysia 2026」です。
マレーシア政府が観光振興に力を入れている年で、年間を通して各地でさまざまなイベントが企画されています。
今回紹介したように、イベントの種類もさまざまです。
国際的なスポーツイベントもあれば、マレーシアの文化を紹介するイベントもあります。
クアラルンプールだけでなく、ペナン、サバ州、サラワク州、ジョホール州など各地でイベントが開催されるのも特徴です。
マレーシア旅行というと、
「クアラルンプールでツインタワーを見る」
「ペナンで街歩きをする」
「ランカウイでリゾートを楽しむ」
といった定番の旅行になりがちです。
もちろん、それだけでも十分楽しめます。
しかし旅行日程とイベントの日が重なっているなら、現地のイベントをひとつ加えてみると、普通の観光旅行とは少し違ったマレーシアを見ることができます。
2026年10月のマレーシアでは、スポーツから文化までさまざまなイベントが開催されています。
月初にはLe Tour de LangkawiやKuala Lumpur Standard Chartered Marathonが開催され、10月中旬にはペナンのNine Emperor Gods Festivalやサバ州のMount Kinabalu International Climbathonがあります。
10月23日から25日にはシャーアラムでMalaysia Halal Lifestyle Festivalが開催され、月末にはセパンでMotoGP Malaysiaが始まります。
特にMotoGPは11月1日まで続くため、10月末から11月初めにマレーシアを訪れる方にとって注目のイベントです。
また、クアラルンプールのMaTiCでは、10月を通してマレーシアのアートや伝統文化に触れられる企画も行われています。
観光地を巡るだけではなく、こうしたイベントに参加してみると、マレーシアという国をより身近に感じられるかもしれません。
2026年はVisit Malaysia 2026の年です。
これからマレーシア旅行を計画する方は、「どこへ行くか」だけではなく「旅行する時期に何が開催されているか」もチェックしてみてはいかがでしょうか。
※本記事のイベント情報は2026年10月5日時点で確認した情報をもとに作成しています。開催日時、会場、内容などは変更される可能性があります。参加・観覧を予定している方は、各イベントの公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

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