日本とマレーシアを結ぶ航空便に、新しい選択肢が加わります。
JALグループの国際線航空会社「ZIPAIR Tokyo」は、2026年10月20日から、東京・成田空港とクアラルンプール国際空港を結ぶ直行便を開設すると発表しました。
【ZIPAIR】2026年10月20日よりクアラルンプール線就航
ZIPAIRがマレーシアへ就航するのは、今回が初めてです。
クアラルンプールと東京の間には、すでにAirAsia X、Malaysia Airlines、ANA、JALなどが運航しています。そこにZIPAIRが加わることで、運賃やサービスを比較して選べる幅がさらに広がります。
この記事では、ZIPAIRの運航スケジュール、運賃、手荷物、機内食、Wi-Fiなどを紹介します。
さらに、AirAsia X、Malaysia Airlines、ANA、JALとの違いについても、できるだけわかりやすく比較します。
※本記事の情報は2026年8月4日時点で確認した内容です。運航時刻、運賃、サービス、手荷物条件などは変更されることがあります。予約前には、必ず各航空会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
ZIPAIRが成田-クアラルンプール線を開設
ZIPAIRは、2026年10月20日から東京・成田-クアラルンプール線を開設します。
航空券の販売は、2026年7月23日から始まっています。
現在発表されている主な内容は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 就航日 | 2026年10月20日 |
| 路線 | 東京・成田-クアラルンプール |
| 運航回数 | 毎日1往復 |
| 使用機材 | ボーイング787-8 |
| 成田発便名 | ZG61 |
| クアラルンプール発便名 | ZG62 |
| 航空券販売開始 | 2026年7月23日 |
1日1往復の毎日運航が予定されているため、曜日を選ばず利用しやすい路線になりそうです。
ただし、航空会社は需要や機材の状況などにより、運航日やスケジュールを変更することがあります。
【ZIPAIR】2026年10月20日よりクアラルンプール線就航
ZIPAIRの運航スケジュール
発表されている運航時刻は、次のとおりです。
| 便名 | 区間 | 出発時刻 | 到着時刻 | 運航 |
|---|---|---|---|---|
| ZG61 | 成田→クアラルンプール | 16:50 | 23:40 | 毎日 |
| ZG62 | クアラルンプール→成田 | 01:10 | 09:00 | 毎日 |
クアラルンプール発便は、午前1時10分の深夜便です。
夜中にクアラルンプールを出発し、朝9時に成田へ到着するため、日本到着後の時間を比較的長く使えます。
一方で、出発時刻が深夜なので、小さな子どもや高齢者と一緒に利用する場合は、空港への移動時間や待ち時間も含めて検討したほうがよいでしょう。
成田発便は午後4時50分に出発し、クアラルンプールには午後11時40分に到着します。
到着後は入国審査や荷物の受け取りがあるため、クアラルンプール市内へ到着するのは深夜になると思います。
ホテルへ移動する場合は、深夜のチェックインが可能かどうかも事前に確認しておきましょう。
運航には、ボーイング787-8型機が使用される予定です。公表されている座席構成は、フルフラット席18席とスタンダード席272席の合計290席です。
ZIPAIRとはどのような航空会社?
ZIPAIR Tokyoは、JALグループの国際線航空会社です。
ただし、JALと同じサービス内容ではありません。
JALが機内食や受託手荷物などを基本運賃に含むフルサービス型の航空会社であるのに対し、ZIPAIRは必要なサービスを利用者が追加購入する方式を採用しています。
航空会社としての分類ではLCCに近い仕組みですが、ZIPAIRは自社のサービスを「NEW BASIC」と表現しています。
利用者は、次のような項目を必要に応じて追加します。
- 受託手荷物
- 座席指定
- 機内食
- 追加の機内持ち込み手荷物
- サービスパッケージ
つまり、荷物が少なく、機内食や座席指定が不要な人は、基本運賃に近い金額で利用できます。
反対に、スーツケースを預け、座席を指定し、機内食も付ける場合は、表示されている航空券価格より総額が高くなります。
ZIPAIRをほかの航空会社と比較するときは、最初に表示される運賃だけでなく、必要なオプションを加えた最終金額を見ることが重要です。
ZIPAIRのクアラルンプール線はいくら?
ZIPAIRが発表した成田-クアラルンプール線の片道運賃は、次の金額から設定されています。
| 運賃 | 片道運賃 |
|---|---|
| Standard Value | 34,900円から |
| ZIP Full-Flat Value | 90,000円から |
| U6 Standard Value | 5,000円の定額 |
U6 Standard Valueは、6歳以下の子どもを対象とする運賃です。
上記の運賃とは別に、空港使用料や税金などが必要です。燃油サーチャージは設定されていません。
ただし、「34,900円から」という金額で、いつでも購入できるわけではありません。
航空券の価格は、出発日、曜日、残席数、旅行シーズン、予約時期などによって変わります。
実際にZIPAIR公式サイトを2026年8月4日に確認したところ、成田-クアラルンプールの往復Standard運賃として、84,864円からという表示が確認できました。
公式サイトにも、表示運賃は過去48時間以内に収集されたもので、予約時には利用できない場合があることや、オプション料金が別途必要になることが記載されています。

そのため、ZIPAIRの料金を見る場合は、次のように考えるとわかりやすいです。
基本運賃+税金・空港使用料+必要なオプション料金=実際に支払う総額
たとえば、往復で受託手荷物を追加し、座席指定と機内食も付ければ、基本運賃だけで購入する場合より高くなります。
ZIPAIRの機内持ち込み手荷物
ZIPAIRでは、規定サイズ内の手荷物を合計2個まで機内へ持ち込めます。
無料で持ち込める重量は、2個合わせて合計7kgまでです。
公表されているサイズは次のとおりです。
| 荷物 | サイズ |
|---|---|
| 1個目 | 55cm×40cm×25cm以内 |
| 2個目 | 35cm×45cm×25cm以内 |
無料なのは合計7kgまでなので、ノートパソコン、カメラ、タブレットなどを持っていると、重量を超えやすくなります。
合計7kgを超える場合は、追加の機内持ち込み手荷物重量を事前に購入する必要があります。
ZIPAIRは搭乗前の手荷物確認について注意を案内しているため、自宅やホテルであらかじめ重さを量っておくと安心です。
受託手荷物は基本運賃に含まれない
ZIPAIRの基本運賃には、原則として受託手荷物は含まれていません。
スーツケースを預ける場合は、受託手荷物を追加購入します。
購入できる重量や料金は路線や条件によって異なるため、予約画面で確認が必要です。
座席指定、機内食、受託手荷物をまとめた「Value」パッケージも用意されています。
ZIPAIRの案内では、Valueパッケージに次のサービスが含まれます。
- 事前座席指定
- 受託手荷物1個、30kgまで
- Standard機内食
それぞれを個別に追加する方法もあります。
荷物を預ける人は、航空券を比較する段階で受託手荷物込みの総額を計算しましょう。
ZIPAIRの機内食は有料
ZIPAIRの機内食は、基本運賃には含まれていません。
食事を希望する場合は、原則として事前に購入します。
メニューや価格は搭乗便によって異なります。売り切れや販売期限が設定される場合もあるため、必要な人は早めに予約したほうがよいでしょう。
ZIPAIRは日本風の食事を含む複数の機内食を用意しており、公式サイトから事前購入できます。
フルサービス航空会社のように、航空券を購入すれば自動的に機内食が付いてくるわけではない点に注意してください。
ZIPAIRは機内Wi-Fiを無料で利用できる
ZIPAIRの大きな特徴の一つが、機内インターネットを無料で利用できることです。
AirAsia X、Malaysia Airlines、ANA、JALでも、機材や便によってWi-Fiを利用できる場合があります。
ただし、無料か有料か、利用できる機能、通信速度などは航空会社や機材によって異なります。
ZIPAIRは公式サイトで、機内インターネットを無料で利用できると案内しています。
一方で、飛行中の通信は衛星回線を利用するため、地上のWi-Fiと同じ速度や安定性が保証されているわけではありません。
利用者が多い時間帯や飛行する場所によっては、通信速度が遅くなることもあります。
動画視聴や大容量データの送受信を前提にするより、メッセージの確認や軽いウェブ閲覧などに使えるサービスと考えたほうがよいでしょう。
ZIPAIR、AirAsia X、Malaysia Airlines、ANA、JALを比較
ここからは、クアラルンプールと東京を結ぶ主な航空会社を比較します。
航空券の価格や運航空港、使用機材は日付によって変わるため、以下は航空会社の基本的な違いを整理したものです。
| 航空会社 | 種類 | 基本運賃の受託手荷物 | 機内食 | 座席指定 | マイレージ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ZIPAIR | 選択購入型 | 原則別料金 | 別料金 | 別料金 | JALマイルは通常積算対象外 | 無料Wi-Fi、フルフラット席あり |
| AirAsia X | LCC | 運賃タイプによる | 原則別料金 | 原則別料金 | AirAsia rewards | セール運賃が出ることがある |
| Malaysia Airlines | フルサービス | 運賃タイプによる | 基本的に含まれる | 条件による | Enrich、提携マイル | oneworld加盟、KLでの乗り継ぎに強い |
| ANA | フルサービス | 多くの国際線運賃で含まれる | 含まれる | 運賃・座席による | ANAマイル、スターアライアンス | 羽田利用便の利便性、日本国内接続 |
| JAL | フルサービス | 多くの国際線運賃で含まれる | 含まれる | 運賃・座席による | JALマイル、oneworld | 日本語サービス、国内線接続 |
「原則」「基本的に」「多くの運賃」と表記しているのは、航空会社ごとに複数の運賃タイプがあり、最安運賃では条件が異なることがあるためです。
必ず購入画面に表示される運賃条件をご確認ください。
料金を比較するときの注意点
LCCとフルサービス航空会社では、航空券に含まれる内容が異なります。
そのため、画面に最初に表示される価格だけを比べると、正確な比較にならない場合があります。
たとえばZIPAIRやAirAsia Xでは、安い基本運賃を選んだあとに、次の料金が加わることがあります。
- 受託手荷物
- 座席指定
- 機内食
- 追加の機内持ち込み手荷物
- 決済や予約に関連する料金
- 変更やキャンセルに備えた運賃・パッケージ
一方、Malaysia Airlines、ANA、JALでは、機内食や一定量の受託手荷物が航空券に含まれる運賃が一般的です。
したがって、次の条件をそろえて比較することが重要です。
- 往復か片道か
- 税金や空港使用料を含んでいるか
- 受託手荷物が必要か
- 座席指定をするか
- 機内食が必要か
- 変更や払い戻しができる運賃か
- 到着空港が成田か羽田か
- 直行便か乗り継ぎ便か
特に東京では、成田空港と羽田空港の違いが大きいです。
羽田空港は東京都心に近い一方、成田空港から東京都心までは移動時間と交通費が多くかかる傾向があります。
航空券が少し安くても、空港から目的地までの交通費や移動時間を含めると、必ずしも最安とは限りません。
2026年8月4日時点で確認できた運賃例
航空運賃は日々変動するため、異なる日程の価格を完全に公平に比べることはできません。
ここでは、各社の公式サイトまたは公式予約ページで、2026年8月4日に確認できた表示価格を紹介します。
これは将来の価格を保証するものではなく、同じ旅行日程での比較でもありません。
| 航空会社 | 確認できた表示例 | 条件・注意点 |
|---|---|---|
| ZIPAIR | 成田-KL往復84,864円から | Standard。オプション料金が別途かかる場合あり |
| AirAsia系予約ページ | KL-東京片道643リンギットから | 表示便が必ずAirAsia X運航とは限らないため運航会社確認が必要 |
| ANA | KL-東京往復2,179リンギットから | 税・諸費用込みの往復表示。条件あり |
| JAL | KL-東京往復3,814リンギットから | 税・航空会社の課す追加料金込み。空席により変動 |
| Malaysia Airlines | 固定した比較可能な最安値を確認できず | 予約日程を指定して公式サイトで確認が必要 |
ZIPAIRの公式ページでは、表示運賃が直近48時間以内に収集されたものであり、予約時に利用できない場合があると案内されています。
ANAのマレーシア向け公式ページでは、クアラルンプール-東京のエコノミークラス往復運賃として、2,179リンギットからと表示されていました。諸条件が適用されます。
JALのマレーシア向け公式ページでは、クアラルンプール-東京のエコノミークラス往復運賃として、3,814リンギットからと表示されていました。表示は直近24時間以内にほかの利用者が確認した運賃であり、予約時には利用できないことがあります。
AirAsiaの予約関連ページでは、クアラルンプール-東京の片道運賃として643リンギットからという表示が確認できました。ただし、AirAsia MOVEでは他社便も販売されるため、表示価格を見る際は、実際の運航会社がAirAsia Xかどうかを確認する必要があります。
Malaysia Airlinesについては、今回の調査時に、ほかの航空会社と同じ条件で比較できる固定の最安運賃表示を確認できませんでした。
確認できなかった価格を推測して掲載することは避けています。
ZIPAIRとAirAsia Xの違い
ZIPAIRとAirAsia Xは、どちらも必要なサービスを追加購入する形の航空会社です。
しかし、いくつか違いがあります。
共通する点
両社には次のような共通点があります。
- 安い基本運賃が販売されることがある
- 受託手荷物が別料金になる運賃がある
- 座席指定が別料金になる
- 機内食を追加購入する
- 必要なサービスをまとめたパッケージがある
- 購入後の変更や払い戻し条件が厳しい運賃がある
AirAsiaでは、座席、機内食、受託手荷物などを追加購入できます。AirAsia XのPremium Flatbedでは、40kgの受託手荷物と機内食が含まれると案内されています。

ZIPAIRの強み
ZIPAIRのわかりやすい特徴は、無料の機内Wi-Fiです。
また、通常のエコノミー席に加えて、ベッドのように水平になるZIP Full-Flat席があります。
ZIP Full-Flatは、一般的な航空会社のビジネスクラスに近い座席ですが、ラウンジ、豪華な機内食、優先サービスなどがすべて自動的に含まれるわけではありません。
座席の快適さを重視し、その他のサービスは自分で選びたい人に向いています。
AirAsia Xの強み
AirAsia Xは、マレーシアで広く知られており、AirAsia MOVE(アプリ)を使って航空券や追加サービスを管理しやすい点があります。
また、セール時には安い運賃が設定されることがあります。
AirAsia Xの機内食は有料ですが、事前予約できるメニューが豊富です。公式案内では、出発予定時刻の24時間前まで事前予約できるとされています。

どちらを選ぶ?
荷物が少なく、無料Wi-Fiを重視する人は、ZIPAIRが候補になります。
AirAsiaのアプリやポイントを日頃から使っている人、セール運賃を見つけた人は、AirAsia Xが使いやすいでしょう。
ただし、どちらも受託手荷物や座席指定を追加すると総額が変わります。
最終的には、同じ日程と同じ荷物条件で比較する必要があります。
ZIPAIRとMalaysia Airlinesの違い
Malaysia Airlinesは、マレーシアのフルサービス航空会社です。
ZIPAIRとは、航空券に含まれるサービスの考え方が異なります。
Malaysia Airlinesの特徴
Malaysia Airlinesでは、通常、国際線の機内食が提供されます。
受託手荷物については運賃タイプや路線によって条件が異なります。
また、Malaysia Airlinesは航空連合「oneworld」に加盟しています。
Enrich会員は、対象運賃でEnrich PointsやElite Pointsを獲得できます。
JALなど、ほかのoneworld加盟航空会社のマイレージへ積算できる場合もありますが、積算できるかどうかや積算率は予約クラスによって異なります。
Malaysia Airlinesはクアラルンプールを拠点としているため、東京からクアラルンプールを経由して、マレーシア国内や周辺国へ乗り継ぐ場合にも便利です。
ZIPAIRの特徴
ZIPAIRは、機内食、受託手荷物、座席指定を必要に応じて追加します。
そのため、荷物が少ない旅行では、フルサービス航空会社より総額を抑えられる場合があります。
一方、荷物、食事、座席指定をすべて追加すると、Malaysia Airlinesとの価格差が小さくなることも考えられます。
実際の価格差は旅行日によって変わるため、予約時に確認してください。
どちらを選ぶ?
クアラルンプールから先の乗り継ぎがある人、oneworldのマイルやステータス特典を使いたい人、機内食や受託手荷物を含むサービスを希望する人は、Malaysia Airlinesが候補になります。
成田とクアラルンプールを単純に往復し、必要なサービスだけを選びたい人は、ZIPAIRを検討しやすいでしょう。
ZIPAIRとANAの違い
ANAはスターアライアンスに加盟する、日本のフルサービス航空会社です。
ANAの特徴
ANAの国際線エコノミークラスでは、基本的に機内食と飲み物が提供されます。メニューは季節、路線、機材などによって変わります。
受託手荷物は、多くの国際線運賃で無料枠がありますが、個数、重量、運賃条件は予約内容によって異なります。
また、ANA便は羽田空港を利用する便もあり、東京都心へ移動する人にとって大きな利点になります。
ただし、運航空港やスケジュールは時期によって変わる可能性があるため、予約時に確認が必要です。
ANAマイレージクラブの会員は、対象運賃でANAのマイルをためられます。
スターアライアンス加盟航空会社の会員資格を持っている人は、条件を満たせばラウンジや優先搭乗などの特典を利用できます。
ZIPAIRの特徴
ZIPAIRは成田空港を利用します。
羽田に比べると東京都心から距離がありますが、千葉県方面へ向かう人や、成田発の国際線へ乗り継ぐ人には便利な場合があります。
また、サービスを追加しなければ、ANAより安く購入できる日もあります。
ただし、荷物や機内食を追加した総額では、価格差が小さくなる可能性があります。
どちらを選ぶ?
羽田空港の利便性、マイレージ、日本語を中心としたフルサービスを重視する人はANAが向いています。
成田利用に問題がなく、荷物が少なく、航空券代を抑えたい人はZIPAIRが候補になります。
ZIPAIRとJALの違い
ZIPAIRはJALグループですが、JALとZIPAIRの航空券やサービスは別のものです。
「JALグループだからJALと同じサービスを受けられる」と考えないようにしましょう。
JALの特徴
JALの国際線エコノミークラスでは、基本的に機内食や一定量の受託手荷物が含まれます。
JALの国際線エコノミークラスの受託手荷物は、一般的な条件では1個23kgまでを2個という設定がありますが、実際に適用される条件は航空券や運航会社によって異なります。
JALマイレージバンク会員は、対象運賃でマイルやFLY ONポイントを獲得できます。
oneworldの上級会員は、条件を満たせばラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、追加手荷物などの特典を利用できます。
日本国内線への乗り継ぎを同じ航空券で手配できる場合もあり、東京以外へ移動する人には便利です。
ZIPAIRではJALの上級会員特典を期待しない
ZIPAIRはJALグループですが、JAL便ではありません。
JALのマイル積算、JGCやoneworld上級会員向けの優先サービス、ラウンジ、追加手荷物などは、JAL便と同じようには利用できません。
ZIPAIRを予約するときは、ZIPAIR独自のサービスとして考える必要があります。
どちらを選ぶ?
マイル、ラウンジ、受託手荷物、機内食、日本国内線への乗り継ぎを重視する人はJALが便利です。
マイルや上級会員特典を必要とせず、必要なサービスだけを購入したい人はZIPAIRを選びやすいでしょう。
フルフラット席を利用できるのもZIPAIRの特徴
ZIPAIRには、通常のStandard席のほかに「ZIP Full-Flat」という座席があります。
座席を水平に近い状態まで倒せるため、深夜便で眠りたい人にとって魅力があります。
クアラルンプール発のZG62便は午前1時10分発なので、フルフラット席との相性はよさそうです。
ただし、ZIP Full-Flatは座席がフルフラットになる商品であり、一般的なフルサービス航空会社のビジネスクラスと同一ではありません。
機内食、受託手荷物、ラウンジ、優先サービスなどは、運賃や購入したオプションによって異なります。
公表されているクアラルンプール線のZIP Full-Flat Valueは、片道90,000円からです。
同じ日のMalaysia Airlines、ANA、JALのビジネスクラスと総額を比較してから選ぶとよいでしょう。
成田空港と羽田空港の違いも重要
航空会社を選ぶときは、航空券の価格だけでなく、利用する空港も確認してください。
ZIPAIRは成田空港を利用します。
一方、ほかの航空会社では羽田空港を利用する便が設定されることがあります。
成田空港が便利な人
- 千葉県や茨城県方面へ向かう人
- 成田空港から別の国際線へ乗り継ぐ人
- 空港までの移動時間より航空券価格を重視する人
- 成田空港周辺に宿泊する人
羽田空港が便利な人
- 東京都心へ向かう人
- 到着後すぐに都内で予定がある人
- 日本国内線へ乗り継ぐ人
- 空港からの移動時間を短くしたい人
たとえば、ZIPAIRがほかの航空会社より数千円安くても、成田から東京都心までの交通費や時間を考えると、羽田便のほうが便利な場合があります。
反対に、成田周辺へ向かう人にとっては、ZIPAIRが合理的な選択になる可能性があります。
航空券の変更・キャンセル条件に注意
ZIPAIRのStandard Valueは、原則として予約変更ができません。
無料の機内持ち込み手荷物は2個、合計7kgまでです。
旅行日程が変わる可能性がある人は、安さだけで運賃を選ばないほうがよいでしょう。
航空会社ごとに、次の点を確認してください。
- 日付変更が可能か
- 変更手数料はいくらか
- 運賃差額が必要か
- キャンセル時に払い戻しがあるか
- 現金ではなくクーポンで返金される場合があるか
- 病気や欠航時の扱い
- 乗り遅れた場合の扱い
LCCや選択購入型の航空会社では、安い運賃ほど変更や払い戻しの条件が厳しい傾向があります。
フルサービス航空会社でも、最安運賃は変更不可または手数料が高い場合があります。
予約前に運賃規則を読むことが大切です。
マイルをためたい人は注意
ZIPAIRはJALグループですが、通常のJAL国際線と同じようにJALマイルをためる航空会社ではありません。
JALマイルやoneworldのステータスを重視する人は、JALやMalaysia Airlinesの対象運賃を確認したほうがよいでしょう。
ANAマイルやスターアライアンスの特典を重視する人は、ANAが候補になります。
ただし、JAL、ANA、Malaysia Airlinesでも、すべての航空券が同じ積算率ではありません。
安い予約クラスではマイル積算率が低かったり、提携航空会社のマイルへ積算できなかったりすることがあります。
航空券購入前に、予約クラスと積算率を確認してください。
どの航空会社がどのような人に向いている?
ZIPAIRが向いている人
ZIPAIRは、次のような人に向いています。
- 成田空港の利用に問題がない人
- 荷物が少ない人
- 機内食を必要としない人
- 無料Wi-Fiを利用したい人
- 必要なサービスだけを選びたい人
- フルフラット席を比較的シンプルなサービスで利用したい人
- JALマイルや上級会員特典を必要としない人
AirAsia Xが向いている人
- AirAsiaのセールを利用したい人
- AirAsia MOVEを日頃から使っている人
- AirAsia rewardsを利用している人
- 機内食や荷物を自分で選びたい人
- Premium Flatbedを利用したい人
Malaysia Airlinesが向いている人
- クアラルンプールからマレーシア国内や周辺国へ乗り継ぐ人
- oneworldのマイルやステータスを利用したい人
- 機内食を含むフルサービスを希望する人
- 受託手荷物を持って旅行する人
- マレーシアの航空会社を利用したい人
ANAが向いている人
- 羽田空港の利便性を重視する人
- ANAマイルをためたい人
- スターアライアンスの特典を利用したい人
- 日本語のフルサービスを希望する人
- 日本国内線へ乗り継ぐ人
JALが向いている人
- JALマイルをためたい人
- JGCやoneworldの特典を利用したい人
- 受託手荷物や機内食を含むサービスを希望する人
- 日本国内線へ乗り継ぐ人
- 変更やトラブル時のサポートを重視する人
ZIPAIRの就航で日本とマレーシアの移動はどう変わる?
ZIPAIRの就航により、東京とクアラルンプールを結ぶ直行便の選択肢が一つ増えます。
特に、成田空港を利用できる人や、荷物が少ない人にとっては、新しい候補になります。
また、ZIP Full-Flat席が設定されるため、従来のエコノミークラスより快適に眠りたいものの、一般的なビジネスクラスのすべてのサービスは必要ないという人にも選択肢が増えます。
一方で、ZIPAIRが就航することにより、ほかの航空会社の運賃が必ず下がるとは断定できません。
航空運賃は、需要、燃料費、為替、座席の販売状況、旅行シーズンなど、多くの要因で決まります。
競争が増えることで期間限定のセールなどが行われる可能性はありますが、現時点で将来の運賃変化を確実に予測することはできません。
航空券を比較するときのおすすめ手順
最後に、実際に航空券を探すときの手順をまとめます。
1. 同じ日程で検索する
航空会社ごとに違う日程の最安値を比べても、正確な比較にはなりません。
往路と復路を同じ日に設定して検索します。
2. 東京の空港を確認する
成田と羽田では、市内への移動時間と交通費が異なります。
空港コードも確認しましょう。
- 成田空港:NRT
- 羽田空港:HND
- 東京のすべての空港:TYOと表示される場合があります
3. 運航会社を確認する
航空券販売サイトでは、航空券を販売する会社と、実際に飛行機を運航する会社が異なる場合があります。
特にAirAsia MOVEのように他社便も販売するサービスでは、「operated by」などの表示を確認してください。
4. 必要な荷物を追加する
受託手荷物が必要な場合は、往復とも同じ重量を追加します。
機内持ち込み荷物の重量制限も確認しましょう。
5. 座席指定と機内食を追加する
必要な場合は、すべて追加したあとの金額を確認します。
6. 空港までの交通費を加える
成田または羽田から最終目的地までの交通費も含めます。
7. 変更条件とマイルを比較する
価格差が小さい場合は、変更条件、受託手荷物、マイル、空港の利便性などを比べると判断しやすくなります。
ZIPAIRは、2026年10月20日から東京・成田-クアラルンプール線を毎日運航します。
クアラルンプール発は午前1時10分、成田着は午前9時、成田発は午後4時50分、クアラルンプール着は午後11時40分です。
使用機材はボーイング787-8で、Standard席に加えてZIP Full-Flat席も用意されます。
Standard Valueの発表運賃は片道34,900円からですが、税金や空港使用料、受託手荷物、座席指定、機内食などが追加される場合があります。
ZIPAIRの特徴は、必要なサービスを自分で選べることと、機内Wi-Fiを無料で利用できることです。
ただし、荷物や食事を追加すると、最初に表示された運賃より総額が高くなります。
AirAsia Xも追加購入型の航空会社ですが、AirAsiaのサービスやポイントを日頃から利用している人にとって使いやすい選択肢です。
Malaysia Airlines、ANA、JALは、機内食や一定量の受託手荷物を含むフルサービスが中心です。マイル、ラウンジ、乗り継ぎ、変更時の対応などを重視する人には利点があります。
航空会社を選ぶときは、最安値だけを見るのではなく、次の点を含めた総額と利便性を比べることが重要です。
- 受託手荷物
- 機内持ち込み手荷物
- 座席指定
- 機内食
- 成田または羽田からの交通費
- 変更・払い戻し条件
- マイレージ
- 到着時刻と空港からの移動手段
ZIPAIRのマレーシア就航により、日本とクアラルンプールを移動する人にとって、航空会社の選択肢がさらに広がりました。
特に成田空港を利用でき、必要なサービスを自分で選びたい人にとって、注目すべき新路線です。

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