【2025年】マレーシアで国際運転免許を取得する方法

マレーシアで国際運転免許を取得 マレーシア生活
マレーシアで国際運転免許を取得

こんにちは。
今回は、マレーシアで発行されたマレーシアの自動車運転免許を持っている方限定の記事になります。

マレーシアに住んでいて、マレーシアから海外旅行に行く機会がある方もいらっしゃると思います。その場合、どのようにされていますか?
私は、日本で国際運転免許を取得してそれを使用していました。しかし、国際運転免許の有効期限は1年間なので、有効期限が切れてしまったり、日本に一時帰国した時に国際運転免許を取りに行くという煩わしさを感じていました。

そこで、マレーシアで発行された運転免許をもとに国際運転免許を発行することで、日本への一時帰国のタイミングを気にすることなく、いつでもマレーシア以外の国でも(国際運転免許が使用できるジュネーブ条約加盟国)で運転できるようになりました。

今回は、その具体的手続きなどについて記事にしてみました。

国際運転免許(IDP)とは?

国際運転免許証(International Driving Permit、略してIDP)は、海外で自国の運転免許を補助的に証明するための書類です。マレーシアで発行されるIDPは、ジュネーブ条約に基づく形式で、加盟国であればこの免許を提示することでレンタカーの運転などが可能になります。有効期間は発行日から1年間で、期限が切れると再申請が必要です。

マレーシアで国際運転免許(IDP)を申請できる場所

マレーシアで国際運転免許(IDP)を申請できるのは、全国各地のJPJ(Road Transport Department/陸運局)です。特にクアラルンプール在住者にとって便利なのが、「UTC Sentul」の3階にあるJPJカウンターまたはMalaysian Automobile Association (AAM) officeです。UTCは公共サービスを集約した複合施設で、平日は夜まで営業しているため、仕事帰りでも手続きできるのが魅力です。

UTC SentulのJPJでは、外国人でも問題なく申請が可能で、その場で発行されます。窓口は比較的スムーズで、必要書類をそろえていけば30分程度で完了すると思います。クアラルンプール中心部から道が空いていれば車で約15分ほどとアクセスも良好です。

UTC Sentul 正面

国際運転免許(IDP)申請に必要な書類

マレーシアで国際運転免許(IDP)を申請する際に必要な書類は、とてもシンプルです。UTC SentulのJPJ窓口では、下記の書類を揃えていけば、他には申請用紙などなく、窓口で申請でき、その場で支払いをして、その場ですぐに受け取れました。
私は、最初、パスポートと、運転免許証、写真だけ持って行ったのですが、窓口でパスポートと運転免許のコピーが必要だということで、せっかく並んだのに、1階のコピー屋さんに行ってコピーをして、再度並び直しましたので、コピーは事前にしておくことをお勧めします。

  1. 有効なマレーシア運転免許証(CDL)
    運転免許の有効期限が1年以上残っていることが条件です。更新済みであれば問題ありません。もし運転免許の有効期限が1年を切っていた場合は、先に運転免許を更新する必要があります。

    更新についてはこちらの記事が参考になると思います
    【2025年最新】マレーシア運転免許証の更新ガイド|Wangsa Majuで5年更新してきました
  2. マレーシア運転免許証(CDL)の裏表コピー
    マレーシアの運転免許証のコピー、表と裏のコピーが必要です。(UTC Sentul1階にコピー屋さんがあります)
  3. パスポート(原本)  
    身分証明として必要です。
  4. パスポートのコピー
    パスポート顔写真ページのコピーが必要です。(UTC Sentul1階にコピー屋さんがあります)
  5. 証明写真
    パスポートサイズ3.5×5cm程度、カラー、背景白
  6. JPJeQアプリを事前に自分のスマホにインストール
    JPJでは受付のための受付番号を発番するためにJPJeQアプリを使います。
    事前にスマホにインストールしておくことをお勧めします

    ↓ダウンロードはこちらから
    JPJeQ(iPhone)
    JPJeQ(Android)
  7. クレジットカードまたはデビットカード
    現金は使えません

支払いはクレジットカードまたはデビットカードのみで支払いを行います。現金は使用できません。書類がそろっていれば、その場で審査・発行まで完了し、即日受け取ることができました。

国際運転免許(IDP)申請の流れ

私は平日の午後、クアラルンプールのUTC SentulにあるJPJカウンターを訪れました。
周りには車を停められるところもあって、雨が降っていたためか、時間的になのかわかりませんが比較的空いており、車もすぐに停められました。

JPJカウンターは、UTC Sentulの3階にあり、エレベータを使って3階へ。

UTC Sentul 3階にあるJPJカウンター

扉の真ん中に、QRコードがありますので、そのQRコードをスマホにインストールしてあるJPJeQアプリで読み込むと、受付番号が発番されます。

扉の真ん中にJPJeQアプリで読み込むためのQRコードがあります


受付番号を取ってからおよそ30分ほどで私の番になりましたが、私はパスポートと運転免許裏表のコピーを持っていなかったので、「コピーを取ってきて再度並んでね」ということとなり2度手間になってしまいましたので、皆さんは事前にコピーをお忘れなく。

2回目の受付で手続きが完了しました。

支払いはクレジットカードまたはデビットカードのみ対応で、現金は使えません。費用はRM150でした。日本で国際運転免許の発行手数料はおよそ2500円くらいだと思うので、日本と比較するとなかなか高額ですね。
書類提出して申請内容の確認後、顔写真が貼られた国際運転免許証が発行され、受け取りまで全体で約40分ほど。職員の対応も丁寧で、特に外国人でも困る場面はなくスムーズに進みました。初めての手続きでしたが、想像以上に簡単で安心できる印象でした。

マレーシアで発行された国際運転免許証の仕様

UTC SentulのJPJで発行された国際運転免許証(IDP)は、見慣れたグレー色の紙製のブックレットタイプでした。
日本で発行されるものと同じ仕様です。ただ日本で発行されたものと若干グレーの色が異なりましたが、国際運転免許の大きさや表示されている内容は同じです。
数ページ構成になっており、表紙には「International Driving Permit」と英語とマレー語で印字されています。申請時に提出した写真が内側ページに貼付され、JPJの公式スタンプと担当者署名が入っています。ラミネート加工されていないため、水濡れや折れには注意が必要です。

また、マレーシアで発行された国際運転免許も有効期間は1年間で、期限が過ぎた場合は再度申請が必要です。交付はその場で行われるため、即日受け取りが可能です。

マレーシアで発行された国際運転免許証

無事にマレーシアで国際運転免許を発行することができました。
費用がRM150と日本よりお高いのは少し痛いですが、日本に帰らなくても好きなタイミングで発行できるのはとても良いと思います。
今回、私は書類の準備不足で若干手間取りましたが、この記事を読めばおそらく1発で取得できると思いますので、参考にしてみてください。

情報は執筆当時のもので、手続き等は変わる可能性がありますので、JPJサイトのIDPページをご確認ください。

International Driving Permit Application - Portal Rasmi JPJ
International Driving Permit Application Application for an International Driving Permit (IDP- International Driving Per...

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